2006年09月22日小泉劇場はまだまだ続く
カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」
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さて、タイについての続報が友人よりメールで届きましたので、まずはこれからご紹介しましょう。日本のメディアではわからない現地情報がわかります。参考までに、この友人はミスター・遊び人。ペルーやタイ、インド等々、いろんな国々に遊びに行った仲です。某大手石油会社役員をさっさと辞めて世界中を遊び回っている元祖ちょい悪オヤジ。いまはタイで優雅に暮らしています。
「新聞の論調をお知らせします。私の取っているBANGKOK POSTは次のように伝えています。まずは世論調査。今回のクーデタを評価するや否や・・・なんとYESが全国83%(回答数は全国で2000以上のサンプル)。中でも目を引くのがタクシン贔屓であるはずの地方が86%と、バンコックの81%を上回っています」
「いままでのタクシン政権は自分の利得のために政治を使い、汚職が広がり、約束した給付金も支払わない、などの問題を起こした。その上、南部ではイスラム教徒との戦いが熾烈化。もっとも大きな問題が辞任を国王に約束したはずなのに守らなかった。つまり、国王を軽視したことにあります。
軍にたいしても、知人、友人を昇格させて自分の周りを固めようとしたことが軍の反発を買った。
いずれにしろ、政治を私物化して国を分裂させてしまったことに、軍も国民も危機感を抱いていた」
「ぼくのまわりのタイ人もクーデターを歓迎しています。タクシンはチェンマイ近くのタイ北部の出身者ですが、この地で見捨てられたら行く場所はありません」
「このまま軍のシナリオ通りに動くと判断する理由は、国王が革命組織を承認し 王の片腕であり国民の尊敬をえている前首相プレム氏が後ろ盾になっているからです」
「タイの新聞では、歴史上最高の平和な革命と歌われています。多くの国民や観光客が戦車や軍人と写真を撮っている姿が報道され、国民に負担も恐れもないことが特徴です」
「日本の外務省は相変わらず役人的対応をしています。もっと深く情勢を判断して欲しいものです。タイは日本無しでは苦しいから、日本人は安心を与えてくれるはずです。そういう状況を作り出すのが外務省の大きな役割のはずなのに、日本の外務省はわれ関せずというスタンスを貫いています」
現地レポートは以上の通りです。
さて、自民党の新しい総裁に安倍晋三さんが選ばれましたね。
ご存じの通り、安倍さんは安倍晋太郎さんを父に、岸信介さんを祖父に持つ政治家一家です。
父の悲願を叶えること、祖父の悲願を超えること。この2つが彼自身のレーゾンデートルなわけです。
小泉さんは彼を幹事長に、官房長官に任命した理由は、たぶん、時部分と同じテイストだと踏んだからでしょうね。具体的にいえば、親米、反中ですよ。福田さんを遠ざけたのは、あの人、どいうわけか中国寄りなのよね。
いまの日本、これからの日本は、相変わらず、親米でいかなければ話になりません。中国と喧嘩する必要はありませんけど、必要以上に親しくなる必要もないんです。
その点、鮮明ですからね、安倍さんは。麻生さんもそのラインです。だから、この2人の二人三脚でしばらくは政治が続いていくことになるでしょう。
小泉さんは総裁を辞めました。来週早々には総理も辞めます。けど、小泉劇場はまだまだ続きます。
さて、タイについての続報が友人よりメールで届きましたので、まずはこれからご紹介しましょう。日本のメディアではわからない現地情報がわかります。参考までに、この友人はミスター・遊び人。ペルーやタイ、インド等々、いろんな国々に遊びに行った仲です。某大手石油会社役員をさっさと辞めて世界中を遊び回っている元祖ちょい悪オヤジ。いまはタイで優雅に暮らしています。
「新聞の論調をお知らせします。私の取っているBANGKOK POSTは次のように伝えています。まずは世論調査。今回のクーデタを評価するや否や・・・なんとYESが全国83%(回答数は全国で2000以上のサンプル)。中でも目を引くのがタクシン贔屓であるはずの地方が86%と、バンコックの81%を上回っています」
「いままでのタクシン政権は自分の利得のために政治を使い、汚職が広がり、約束した給付金も支払わない、などの問題を起こした。その上、南部ではイスラム教徒との戦いが熾烈化。もっとも大きな問題が辞任を国王に約束したはずなのに守らなかった。つまり、国王を軽視したことにあります。
軍にたいしても、知人、友人を昇格させて自分の周りを固めようとしたことが軍の反発を買った。
いずれにしろ、政治を私物化して国を分裂させてしまったことに、軍も国民も危機感を抱いていた」
「ぼくのまわりのタイ人もクーデターを歓迎しています。タクシンはチェンマイ近くのタイ北部の出身者ですが、この地で見捨てられたら行く場所はありません」
「このまま軍のシナリオ通りに動くと判断する理由は、国王が革命組織を承認し 王の片腕であり国民の尊敬をえている前首相プレム氏が後ろ盾になっているからです」
「タイの新聞では、歴史上最高の平和な革命と歌われています。多くの国民や観光客が戦車や軍人と写真を撮っている姿が報道され、国民に負担も恐れもないことが特徴です」
「日本の外務省は相変わらず役人的対応をしています。もっと深く情勢を判断して欲しいものです。タイは日本無しでは苦しいから、日本人は安心を与えてくれるはずです。そういう状況を作り出すのが外務省の大きな役割のはずなのに、日本の外務省はわれ関せずというスタンスを貫いています」
現地レポートは以上の通りです。
さて、自民党の新しい総裁に安倍晋三さんが選ばれましたね。
ご存じの通り、安倍さんは安倍晋太郎さんを父に、岸信介さんを祖父に持つ政治家一家です。
父の悲願を叶えること、祖父の悲願を超えること。この2つが彼自身のレーゾンデートルなわけです。
小泉さんは彼を幹事長に、官房長官に任命した理由は、たぶん、時部分と同じテイストだと踏んだからでしょうね。具体的にいえば、親米、反中ですよ。福田さんを遠ざけたのは、あの人、どいうわけか中国寄りなのよね。
いまの日本、これからの日本は、相変わらず、親米でいかなければ話になりません。中国と喧嘩する必要はありませんけど、必要以上に親しくなる必要もないんです。
その点、鮮明ですからね、安倍さんは。麻生さんもそのラインです。だから、この2人の二人三脚でしばらくは政治が続いていくことになるでしょう。
小泉さんは総裁を辞めました。来週早々には総理も辞めます。けど、小泉劇場はまだまだ続きます。